ピオーネってなに?いつ食べられる?どうやって食べるの?
ピオーネってなに?
ピオーネの名前は日本語では開拓者と訳されイタリア語に由来するものです。日本において1957年に静岡県在住の人物が交配して作り出された4倍体品種とされます。ピオーネは巨峰と比較されることが多いのですが、巨峰よりも香りが強く日持ちが良いなどの特徴があります。
このブドウ品種は強い甘みがあるものの爽やかな酸味がありすっきりとした味が特徴です。大粒ですが身そのものがしっかり詰まっていて果汁がたっぷりあるなどの特徴もあります。ピオーネは種無しになるようジベレリン処理を施して栽培されることもあるりますが、これはニューピオーネと呼ばれる別の品種です。黒い真珠と呼ばれることもあり、広島県の中で出荷されるものの中には黒い真珠を商標登録が行われています。
ピオーネの旬っていつ?
ピオーネは毎年7月ころから出回り始めて11月ころまで出荷が続きますが、出荷のピークは主に9月ころです。国内での取り扱い量は約1,460トンといわれていますが、日本の中でも最も出荷量が多いのは山梨県の約660トンで国内生産量の約45%を占めます。続いて、岡山県の約561トン(全体量の約38%)、長野県産の約139トン(約10%)の割合になっているため、主な産地としては山梨県・岡山県・長野県になります。他にも、出荷量そのものは少ないですが、山形県・福島県・福岡県・青森県・栃木県・鳥取県・茨城県・広島県・香川県などでも生産が行われているようです。
生産地が異なると旬も若干のずれがありますが、一般的には7月から9月にかけての時期が多く、その中でも山梨県では9月の出荷量が多いことからもこの時期を旬と考えておくと良いでしょう。収穫時期も7月から9月にかけてがピークで9月を過ぎると徐々に減少します。なお、ピオーネの開花時期は5月頃です。
ピオーネってこうやって食べたら美味しいよ !
9月になると果物店などでピオーネが安く手に入ることができます。これはピオーネの旬を迎え出荷量が増えるためです。比較的巨峰よりも日持ちがするので、多めに購入する場合もあると思います。基本のピオーネの保存方法は冷暗所もしくは冷蔵庫の野菜室で保存するのが推奨されています。その時は乾燥しないようにポリ袋に入れておくもしくは新聞紙やラップなどを使い包み、冷蔵庫の野菜室や冷暗所に保存する方法が大切です。ちなみに、長期保存をしたいときには冷蔵室にビニール袋などに入れて保管すると良いでしょう。
ピオーネの選び方は、大きく黒色が特徴のブドウなので、粒がふっくらしていて全体的に濃く色づいているものを選びます。鮮度が良いものは軸が茶色になっていないもの、皮に白い粉(ブルーム)が付いているなどをチェックします。ブルームは、水分の蒸発を防ぐなどの役割を持つもの、これがまんべんなく付いているものは鮮度が高い証拠です。
万浦でのお取り扱い
大田市場の万浦では、以下のピオーネをお取り扱いしております。
主な産地 | 主な等級 | 主なサイズ | 多くなる時期 |
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岡山県 | 赤秀 ・ 青秀 ・ 優 | 5㎏ 7房~10房 | 露地モノ:8月下旬~10月下旬 |
山梨県 | 青秀 | 5㎏ 3L 8房~9房 ・ 2L 10房~11房 | 露地モノ:8月中旬~9月下旬 |
長野県 | 秀 | 5㎏ 8房~11房 | 露地モノ:9月中旬~11月中旬 |
大田市場には毎日様々な野菜や果物が入荷してきております。万浦でもピオーネをはじめ、様々な果物・野菜を取り扱っております。ピオーネに限らず、野菜、果物について仕入れのご相談がありましたら、以下の「CONTACT」より、お気軽にお問い合わせください。